2012年2月22日水曜日

サブドメインの管理を委任する

こんにちは。サイオステクノロジーの小川です。

Google Appsを導入しよう(BIND9設定編) では、DNSサーバのマスター、スレーブの構築方法を紹介をしました。今回は、サブドメインの管理を別のDNSサーバに委任する方法について簡単に紹介をします。

サブドメインの管理を委任する目的として、組織のゾーンが大きくなったときに DNSサーバの管理の負担を減らすことや、ネットワークのトラフィックを分散させること、等が挙げられます。

例として、ある組織 (example.com) に OSS という組織が新設されたので、oss.example.com のサブドメインを追加します。サブドメインの管理は別のDNSサーバに委任します。

  • マスターサーバの設定例

  • ゾーンデータファイルを編集します。
    # vim example.com.db
    
    < ゾーンデータファイルの記述例 >
    $TTL 86400
    @                     IN  SOA    ns1 root (
                          2012022001 ; Serial
                          10800      ; Refresh   
                          3600       ; Retry     
                          604800     ; Expire   
                          86400 )    ; Minimum
    
                          IN NS      ns1
                          IN NS      ns2
    ns1                   IN A       xxx.xxx.xxx.147 ; マスターサーバ
    ns2                   IN A       xxx.xxx.xxx.91 ; スレーブサーバ
    
    ns1.oss               IN A       xxx.xxx.xxx.87 ; サブドメインのマスターサーバ
    ns2.oss               IN A       xxx.xxx.xxx.89 ; サブドメインのスレーブサーバ
    
    ここでは、サブドメインのマスターサーバを ns1.oss.example.com、サブドメインのスレーブサーバをns2.oss.example.com としています。

  • サブドメインのマスターサーバの設定例

  • zone ステートメントを記述します。
    # vim oss.example.com.zone
    
    < zone ステートメントの記述例 >
    zone "oss.example.com" IN {
     type master;
     allow-update { none; };
     allow-transfer { xxx.xxx.xxx.89; };
     file "oss.example.com.db";
    };
    
    ※ named.conf で oss.example.com.zone を include しています。

    ゾーンデータファイルを作成します。
    # vim oss.example.com.db
    
    < ゾーンデータファイルの記述例 >
     
    $TTL 86400
    @                    IN  SOA    ns1 root (
                         2012022001 ; Serial
                         10800      ; Refresh   
                         3600       ; Retry     
                         604800     ; Expire   
                         86400 )    ; Minimum
    
                         IN NS      ns1
                         IN NS      ns2
                         IN A       xxx.xxx.xxx.86
    
    ns1                  IN A       xxx.xxx.xxx.87 ; サブドメインのマスターサーバ
    ns2                  IN A       xxx.xxx.xxx.89 ; サブドメインのスレーブサーバ
    

  • サブドメインのスレーブサーバの設定例

  • zone ステートメントを記述します。
    # vim oss.example.com.slave.zone
    
    < zone ステートメントの記述例 >
    zone "oss.example.com" IN {
                    type slave;
                    masters { xxx.xxx.xxx.89; };
                    file "slaves/oss.example.com.slave.db";
    };
    
    ※ named.conf で oss.example.com.slave.zone を include しています。

    以上です。

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