2012年9月26日水曜日

ownCloudでオンラインストレージを構築する

こんにちは。サイオステクノロジーの小川です。

今回はオンラインストレージを構築できるオープンソースソフトウェア ownCloud のご紹介をします。

オンラインストレージといえば、最近は Google Drive や Dropbox のようなクラウドサービスで提供され、プライベートやビジネスで活用でき、大変便利な時代になりました。これらのクラウドサービスでは、サービスベンダが用意したサーバやストレージ、ネットワークを利用しますが、ownCloud は自前で環境を用意し、ストレージサーバを構築することができるので、自由度があります。

また、現在はストレージの価格が昔に比べて下がっているので、有償サービスを使うよりも大容量で安く済む場合があるといったメリットもあります。

本記事では、ownCloud サーバとクライアントソフトのインストールと簡単な利用方法について紹介します。 OS は openSUSE12.2 64 bit を使用しています。

・ownCloud サーバを構築する

1. zypper コマンドで ownCloud のレポジトリを追加する。

# zypper addrepo http://download.opensuse.org/repositories/isv:ownCloud:community/openSUSE_12.2/isv:ownCloud:community.repo

2. zypper コマンドでレポジトリを更新する。

# zypper refresh

今回は受信した鍵を一時的に許可するため、「t」を入力して Enter を押す。
Do you want to reject the key, trust temporarily, or trust always? [r/t/a/?] (r): t
3.zypper コマンドで ownCloud をインストールする。

# zypper install owncloud

4. Apache を起動する。

# /etc/init.d/apache2 start

5. Web サーバの owncloud のディレクトリにアクセスする。

http://Webサーバのホスト名/owncloud

6. 「Create an admin account」と表示された画面にアクセスするので、管理者ユーザの ID とパスワードを決めて入力し、「Finish setup」をクリックする。


7. 管理者コンソールにアクセスする。画面左下の機械歯車ボタンをクリックし、「Personal」から Language を「Japanese (日本語)」に設定する。



8.「新規」ボタンから「テキストファイル」、「フォルダ」、「URL」を選択できる。ここでは新規でフォルダの作成を行う。



9. 作成したフォルダをクリックし、上向きの矢印ボタンをクリックしてファイルをアップロードする。


10. 初期設定では、2MB までしかアップロードできないので、必要に応じて PHP の設定ファイル php.ini を変更する。


# vim /etc/php5/apache2/php.ini

サーバにアップロードできるファイルサイズの上限値を設定する。
upload_max_filesize = 100M

POSTデータに許可される最大サイズを設定する。(post_max_size は upload_max_filesize より大きな値を設定。)
post_max_size = 200M

PHP のスクリプトが利用できるメモリ容量の最大値を設定する。
memory_limit = 512M

11. Apache の再読み込みを行い、設定を反映させる。

# rcapache2 reload

12. 設定が反映されていることを確認する。


以上で ownCloud サーバの構築は完了です。


・ownCloud のクライアントソフトウェアを利用する

1. ownCloud クライアントのインストーラをダウンロードする。

以下の URL に Windows や Linux 等の ownCloud のクライアントソフトがありますので、ご利用の環境にあわせてダウンロードしてください。今回は Windows のクライアントソフトを利用して確認を行います。


2. owncloud-client-1.0.5-setup.exe を実行する。

3. 「ownCloud Installer」のウインドウが開くので、「Next」ボタンをクリックする。


4. インストールタイプはデフォルトの「Standard」で「Next」ボタンをクリックする。


5. ownCloud クライアントをインストールするフォルダを指定する。今回はデフォルトの設定のため、変更せずに「Install」ボタンをクリックする。


6. インストールが完了後 owncloud.exe を起動し、ownCloud サーバへの接続を行う。今回は http で接続するので、Use secure connection のチェックを外し、ownCloud サーバの URL と ユーザー名、パスワードを入力し「Next」ボタンをクリックする。


7. ownCloud サーバへの接続が完了し、「Finish」ボタンをクリックする。


8. 7 番の手順にて確認した Windows の同期フォルダにアクセスし、フォルダの作成を行う。今回は ownCloud フォルダの上に Pictures フォルダを作成し、画像ファイルを置く。


9. ownCloud サーバの clientsync フォルダの下に Pictures フォルダと画像ファイルがあることを確認をする。



以上で完了です。なお、スマートフォンの webDav アプリで以下の URL から ownCloud を利用することもできますので、興味のある方は試してみてください。

http://Webサーバのホスト名/owncloud/files/webdav.php

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