ご無沙汰しています。サイオステクノロジーの鎌田です。
今回は JBoss のプロジェクトの一つである mod_cluster を使って、クラスタリング構成を簡単に実現するレシピを紹介します。
SIOS "OSSよろず"ブログ出張所はサイオスが新たにオープンしました「SIOS Tech.Lab」ブログに移設します。 新サイトのURLは下記となります。引き続きのご愛読をよろしくお願いします。 https://tech-lab.sios.jp/
ご無沙汰しています。サイオステクノロジーの鎌田です。
今回は JBoss のプロジェクトの一つである mod_cluster を使って、クラスタリング構成を簡単に実現するレシピを紹介します。
現在のシステム運用では Linux Kernel のアップデートが必要な場合にはマシンの再起動が必要となるため、適用を先送りにされるケースが多々あるかと思います。しかしながら、セキュリティホールを狙う攻撃は跡を絶たず、これまでも何件もの情報漏えい事故が発生し、社会問題になるケースも数多くあります。
セキュリティソフトで不要なポートを遮断し、ウィルスからサーバを守ることはできますが脆弱性を狙った攻撃に対しては、セキュリティソフトによる対策よりも、対象の脆弱性に対するアップデートパッチを適用することが重要となります。また、 kernel のアップデートパッチにはバグ修正も含まれており、システムをクラッシュさせてしまう問題の修正なども行われております。
クライアントの PC に対しては、常に最新のセキュリティパッチ適用を呼びかけている企業が多い中で、より重要なデータが格納されているサーバに対してはサービスを停止することが出来ないという理由から、最新のセキュリティパッチは当てられていないという現状には矛盾を感じないでしょうか。
ダウンタイムが発生するからアップデートを当てていないという理由でリスクをそのままにしてしまうのであれば、ダウンタイムが発生しない技術があればこの問題は解決できるのではないでしょうか。
こんにちは。サイオステクノロジーの小川です。
弊社では幾つか Linux の製品サポートをしておりますが、その中から今回は Oracle Linux について紹介をしていきます。
Oracle Linux の主な特徴として、「ダウンタイムゼロでパッチの適用ができる」という点があります。パッチの適用で、たとえばカーネルアップデートを実施する場合、通常は OS の再起動を行う必要がありますが、Oracle Linux の場合は OS の再起動をすることなくカーネルアップデートができます。
ミッションクリティカルなシステムでサービス停止はビジネスに多大な影響を及ぼしますので、パッチ適用時のダウンタイム発生の課題を抱えるお客様にとって Oracle Linux の導入はベストプラクティスになります。
※ なお、ダウンタイムゼロを実現できるソフトウェアを Ksplice といいます(プレミアムサポートでのみ利用可能。)。使い方などの詳細は次回以降の記事でご紹介します。
また、Oracle Linux のライセンスは、Oracle 社が提供するポータルサイトを通じて Oracle 社のバックエンドサポートが受けられることや、バグフィックスや ERRATA 情報、パッチの取得などのサービスを受けることもできます。
本記事では Oracle Linux を利用するうえで必要な Oracle アカウントの作成や My Oracle Support の登録方法、Oracle Linux 6 のインストールまでを紹介していきます。
お久しぶりです。稲垣です。
前回の記事では、webmin のインストールから最低限行うべき設定変更までご紹介しました。
まだ読んでいない方は、webmin ~リモートでサーバ管理~ インストール編 をまずは読んでみてください。
それでは、前回 https で接続するように設定変更したので、https://[ホスト名 または IP アドレス]:10000/ にアクセスします。
表示されたトップページの左側のメニューに管理可能な項目があります。
全ての管理項目についてご紹介することはできないので、いくつかピックアップしてご紹介いたします。
こんにちは、サイオステクノロジーの山田です。
前回は repo ファイルを作成し、repo ファイルと鍵をインストールするだけの単純なパッケージを作成しました。
今回はパッケージを公開するサーバー上でリポジトリを作成し、クライアントでリポジトリの内容を表示したり、パッケージのインストールができることを確認します。
yum サーバーにリポジトリを作成します。
リポジトリの URL を http://yumserver.labs.sios.com/sios としたので、これに対応する sios というディレクトリを作成し、その配下に i386、x86_64、SRPMS の3つのディレクトリを作成します。
# cd [ドキュメントルートとなっているディレクトリ] # mkdir sios # cd sios # mkdir i368 x86_64 SRPMS
作成したディレクトリに、それぞれ i386 で作成した RPM パッケージ (noarch も含める)、x86_64 で作成したパッケージ (noarch も含める)、ソースコード・パッケージ (i386 で作成したものも x86_64で作成したものも同一なので i386 のもの) をコピーします。
こんにちは、OSSテクノロジーセンターの原です。
前回は主に ks.cfg の読み方について説明しましたが、そのままの設定ですと必須項目も足りないためインストールを行う事ができません。
今回はその必須項目も合わせて設定し、まずはスタンダードな構成で動くように調整します。
まず前回の ks.cfg ファイルを確認してみましょう。
# Kickstart file automatically generated by anaconda. #version=DEVEL install cdrom lang en_US.UTF-8 keyboard us network --onboot no --device eth0 --bootproto dhcp --noipv6 rootpw --iscrypted XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX firewall --service=ssh authconfig --enableshadow --passalgo=sha512 selinux --enforcing timezone --utc Asia/Tokyo bootloader --location=mbr --driveorder=vda --append="crashkernel=auto rhgb quiet" # The following is the partition information you requested # Note that any partitions you deleted are not expressed # here so unless you clear all partitions first, this is # not guaranteed to work #clearpart --linux --drives=vda #volgroup VolGroup --pesize=4096 pv.01 #logvol / --fstype=ext4 --name=lv_root --vgname=VolGroup --grow --size=1024 --maxsize=51200 #logvol swap --name=lv_swap --vgname=VolGroup --grow --size=2016 --maxsize=2016 #part /boot --fstype=ext4 --size=500 #part pv.01 --grow --size=1 %packages @core @server-policy %end
インストールソースの指定や、ディスク配置の指定など、必須項目が抜けていることがわかります。
これらの必須項目を埋め、ks.cfg ファイルとして利用できるように編集していきましょう。
こんにちは、サイオステクノロジーの山田です。
サイオスの「OSS よろず相談室」では Red Hat 系の OS だけでなく Debian 系の OS についてもサポートを行なっています。そこで今回の内容は Red Hat 系と Debian 系のパッケージ管理に関してです。
ネットで検索してみると Red Hat 系のパッケージ管理をまとめた記事は Red Hat 系で閉じていて、Debian 系のパッケージ管理をまとめた記事は Debian 系で閉じているものが多く、両方を対照的に書いた記事はあまり見当たりません。そこで今回は両方のパッケージ管理の対応についてまとめました。
両方のパッケージが完全に同じ操作や表示を行うとは限りませんが、大体同じような内容のものだという感覚で利用して下さい。