2012年12月25日火曜日

DTrace for Oracle Linux GA 発表

こんにちは。サイオステクノロジーの小川です。

先日 Oracle Linux 用 DTrace の GA 版が発表されました。

 Announcement: DTrace for Oracle Linux General Availability
 https://blogs.oracle.com/linux/entry/announcement_dtrace_for_oracle_linux

DTrace は包括的な動的トレースフレームワークで、ライセンスは CDDL (Common Development and Distribution License) を採用しています。

DTrace を利用することにより、ユーザはオペレーティング・システムのチューニングとトラブルシューティングを行うことができ、動作中のプログラムをリアルタイムにトレースすることができます。

DTrace はもともと Solaris オペレーティングシステム用に開発され、Solaris 10 にて初めて提供されました。Oracle Solaris の他に、FreeBSD や Mac OS X など BSD ベースの OS にもポーティングされていましたが、Linux へのポーティングは Oracle Linux が初の事例となります。

今まで Solaris や BSD 系の OS を使ったことがないユーザにとっては DTrace は聞きなれない言葉かもしれません。また、これまで Linux を主に使ってきたユーザはシステムのデバッグで strace や ltrace を使ったことはあるけど DTrace を使ったことはないという方が多いのではないでしょうか。

DTrace は "プローブ" と呼ばれる観測ポイントを使用し、カーネルプロセスやユーザプロセスに関連する情報を記録したり表示することができます。DTrace の使用方法や動作についての詳細は次回以降の記事でご紹介します。

DTrace for Oracle Linux の主な利点と特徴は次のとおりです:

  • パフォーマンスのボトルネックを探す際に、強力な手助けとなるよう設計されています。
  • 動的にカーネルにロードされ、プローブポイントやサービスソフトウェアにアクセス可能です。
  • 最大のリソース利用率とアプリケーションのパフォーマンスを可能にします。
  • 複雑な階層を持つソフトウェア・システムでも、迅速かつ簡単に利用することが可能です。

Oracle Linux サポートをお持ちの場合は、下記 URL より ULN にサインインし、DTrace 関連の RPM パッケージをダウンロードすることができます。

 Unbreakable Linux Network: Login
 https://linux.oracle.com/pls/apex/f?p=101:

ULN の Channels 画面

次回は DTrace の使用方法と動作についての紹介をします。明日公開予定です。

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