2013年6月25日火曜日

レッドハット・テクニカルニュースメール バックナンバー 2012年5月号より

こんにちは。村田です。

6月に入り蒸し暑い日が続きますね。本日は暑い夏にこそ求められる省エネをテーマにした技術トピックスをご案内します。

今回のトピックスは、昨年5月に配信が開始されたレッドハット社提供の「レッドハット・テクニカルニュースメール」の新機能をご案内に含まれた内容です。サイオステクノロジーはレッドハット社と協力してレッドハット・テクニカルニュースメールのバックナンバーを Web 上に公開している他、コンテンツの技術協力も行なっております。弊社製品ページにてこのような技術トピックスを提供していることにお気づきでしたか?
レッドハット・テクニカルニュースメールには Red Hat Enterprise Linux をご利用いただく上で有用な情報が多数ございますので、ぜひご活用ください。

レッドハット・テクニカルニュースメール バックナンバー
http://i.sios.com/products/oss/redhat/tech_news/

「【2012年5月】RHEL6 & tuned でグリーン IT」より

Red Hat Enterprise Linux 6 では省電力化に関わる機能が大幅に改良され、Red Hat Enterprise Linux 5 と比較すると省電力性に優れた環境を実現することができます。

CPU を例に上げると、ACPI C6 ステートというモードをサポートした Kernel を採用したことで、CPU コアがアイドルになると電力消費を抑えられるようになりました。 また、 CPU だけでなく、ディスクや、ネットワークに関しても、より広範囲に、より細かく消費電力に関して調整することが可能となりました。

しかし消費電力を削減できる反面、これらの調整作業を全てのマシンで行うのは、途方もない労力を要し、現実的ではないかもしれません。
今回はこのジレンマを解消する良い方法として、tuned と、tuned のプリセットプロファイルをご紹介します。

tuned は CPU やディスク、ネットワーク等を定期的に監視し、動的にチューニングを行います。この仕組みを利用する事で、手軽に、かつ積極的に消費電力を抑えることができます。

<< tuned を yum コマンドでインストールし、起動する手順 >>

# yum install tuned
# service tuned start

ネットワークを対象とした場合、ネットワークデバイス用の監視とチューニングのプラグインは、インターフェースの低活動を検出して自動的にスピードを低下させます。これにより、使用電力が低減されます。
一方、インターフェース上の活動が長期間に渡って増加すると、その間は最善のパフォーマンスを提供するために設定を動的に変更します。

tuned には、これらのプラグインを用途別に、いくつかプリセットされた汎用的なプロファイルが提供されます。なお、プロファイルをユーザー自身で作成、修正することも可能です。これらは tuned-adm コマンドで確認、および設定することが可能です。

代表的な省電力向けプロファイルは以下の通りです。

  • server-powersave: サーバー向けの省電力設定
  • desktop-powersave: デスクトップ向けの省電力設定
  • laptop-ac-powersave: AC 稼働のノート PC 向けの省電力設定

例えば、server-powersave では、SATA アダプタ用の ALPM 節電を有効にし、CD-ROM ポーリングを無効にします。そして、CPU とディスクのプラグインをアクティベートします。
このプロファイルを利用するには以下を実行します。

# tuned-adm profile server-powersave

プリセットプロファイルを活用することで、ある程度汎用的に tuned の恩恵を受けることが可能となります。

今年の夏も例年以上に熱くなることが予想されます。Red Hat Enterprise Linux 6 の tuned を活用した省電力化を是非ご検討ください。

詳細に関しては、下記の電力管理ガイド(日本語)をご確認ください。

Red Hat Enterprise Linux 6 電力管理ガイド
2.5. Tuned と ktune
https://access.redhat.com/knowledge/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Power_Management_Guide/Tuned.html

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