2014年4月9日水曜日

SUSE Cloud3 の導入(Admin Node編)

こんにちは、村田です。

OpenSSLの脆弱性でOSS関係者が賑わっておりますね、このような問題が出ると改めてアップデートの重要性は考えさせられます。

さて、今回はSUSE Cloud 準備編に続いて、Admin Nodeのインストールの流れを重要な項目に絞ってご案内します。

細かなネットワーク設定などを含めると記事が相当長くなりますので割愛しますが、基本的には以下のDeployment Guideを参考にインストールすることで導入ができましたので、実際に作業をされる際にはこちらのドキュメントをご活用ください。
https://www.suse.com/documentation/suse-cloud3/book_cloud_deploy/data/book_cloud_deploy.html

SUSE Cloud のネットワーク構成

SUSE Cloud をインストールするにあたり、ネットワーク構成は事前に確定させなければなりません。
実際にインストール後に構成を変えてみようと思いましたが、標準のインターフェイスからはできそうにありませんでした。。。(つまりやり直しになりました)

このような事がないように、ネットワーク構成は事前に要件を固めた上で導入されることをおすすめします。

ネットワークの Overview を見るとどの様なネットワーク構成になるのかはイメージが付くかと思います。

詳細はドキュメントに記載がございます。

Deployment Guide > Considerations and Requirements > Network
https://www.suse.com/documentation/suse-cloud3/book_cloud_deploy/data/sec_depl_req_network.html

また、ネットワーク構成は single, dual,teaming から選べます。この項目は後々変更することができない項目となるため、ご注意ください。
参考までにマニュアルより抜粋したネットワークイメージ図をご案内します。

Single Mode

Dual Mode

Teaming Mode

このネットワーク構成を正しく行えるかによって導入の成功するか決まります。環境に応じて選択をしてください。
また、細かな確認事項がドキュメントには記載されておりますのでご確認ください。

SUSE Cloud 評価版のダウンロード

SUSE Cloud の評価版は以下URLより取得できます。事前に評価版のISOイメージとサブスクリプションを取得しておいてください。

https://www.suse.com/ja-jp/products/suse-cloud/

SUSE Cloud Administration Server のインストール

SUSE Cloudを使う上で最も重要なノードとなるのが、Administration Serverではないでしょうか。

先日ご案内をしました SMT サーバーと同じサーバーに Admin Node を導入する方法にて今回はご案内をします。

前提として hostname -f にて名前解決ができている必要があります。/etc/hosts に以下のように記述があるかをご確認ください。

192.168.124.10 admin.cloud.example.com admin

Administration Serverの概要は以下のとおりです。

SUSE Cloud Administration Server の導入についても、前回のSMTサーバーと同様に YaST からアドオン製品を選択し、SUSE Cloud の製品イメージを指定します。

アドオン製品を登録すると、下図のように SUSE Cloud Admin Node のパッケージインストールが行えるようになります。
必要パッケージのインストールを実行します。

パッケージのインストールが完了すると、自動的に YaST の Crowbar が立ち上がります。
赤枠の Network メニューにて前述のネットワークモードを設定できます。またrepositories にてレポジトリサーバーのURLを指定しますので、環境に合わせて変更を実施ください。

ここまで設定ができれば、後はレポジトリサーバーの設定を行い、インストールスクリプトを実行するタスクを残すのみです。

Post-Installation Configuration

インストールスクリプトを実行する前に、レポジトリサーバーの設定(SMTサーバー、TFTPサーバー)を行う必要があります。
前回のSMTサーバーの設定にてGUIからの設定を行いましたが、以下のスクリプトを実行頂くことでも、必要なレポジトリとの同期が行えます。

for REPO in SLES11-SP3-{Pool,Updates} SUSE-Cloud-3.0-{Pool,Updates}; do
  smt-repos $REPO sle-11-x86_64 -e
done
smt-mirror -L /var/log/smt/smt-mirror.log

プロダクトレポジトリの作成を行います。それぞれのDVDをマウントして rsysc を行います。

# mkdir -p /srv/tftpboot/suse-11.3/install/
# mount /dev/dvd /mnt
# rsync -avP /mnt/ /srv/tftpboot/suse-11.3/install/
# umount /mnt
# mkdir -p /srv/tftpboot/repos/Cloud/
# mount /dev/dvd /mnt
# rsync -avP /mnt/ /srv/tftpboot/repos/Cloud/
# umount /mnt

次にアップデートレポジトリの作成を行います。ここでは SMT サーバーのディレクトリにリンクを張るスクリプトをご案内ます。

for REPO in SLES11-SP3-{Pool,Updates} SUSE-Cloud-3.0-{Pool,Updates}; do
  ln -s /srv/www/htdocs/repo/\$RCE/$REPO/sle-11-x86_64 /srv/tftpboot/repos/${REPO/.0/}
done

このようにレポジトリサーバーの準備が行えましたら、インストールスクリプトを実行します。

# screen install-suse-cloud

インストールスクリプト実行中は以下のような画面となります。

インストールスクリプトを実行中にエラーがでないか、スクリプト実行前に以下のコマンドなどでログを見れる状況を作成頂くのが宜しいかと思います。私がレポジトリの指定を間違えたりネットワークを間違えた際もここで確認ができました。

# tail -f /var/log/crowbar/install.log

インストールスクリプトが完了したら http://192.168.124.10:3000 (デフォルト)にアクセスすると、管理画面が立ち上がります。

※最後だけスクリーンショットを忘れてきました...解像度が悪くてすみません。

以上が、SUSE Cloud Admin Node のインストールの流れになります。環境によって今回の作業項目があてはまらないケースも多々ありますので Deployment Guide をご確認の上でインストールを行ってください。
( 私の場合は SLES11 SP3 上の KVM に対してインストールを行いました。)

Admin Node が立ち上がればあとは、 PXE-bootより各ノードを追加していけば専用のプライベートクラウドが完成となります。
少し長くなりましたので、今回はここまでとします。

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