2014年4月2日水曜日

SUSE Cloud3 の導入(準備編)

こんにちは、村田です。

今回は3月に販売が開始されました SUSE Cloud をご紹介します。

Cloud という最近話題のキーワードが入っていますが、OpenStack のディストリビューションとなります。

SUSE Cloudは簡単にプライベートクラウドが構築できるという話なので、技術職を引退した私でも作れるのかということでチャレンジをしてみます。

SUSE Cloud とは

OpenStackをベースにSUSE Enterprise Linux で有名なノベル株式会社がエンタープライズ向けに作成した企業向けのOpenStackディストリビューションです。OpenStack Havanaリリースに基づくSUSE Cloud 3は、OpenStack Orchestration (Heat)およびOpenStack Telemetry (Ceilometer)をフルサポートしています。

近年のAmazon AWSを筆頭にクラウドへの需要は拡大していますが、容易にパブリッククラウドに持ち出せないシステムが存在する企業も少なくないのではないでしょうか。

パブリックには持ち出せないがクラウドの利便性は社内に取り込みたいという企業の中で導入検討が進んでいるのがOpenStackとなりますが、オープンソース版のOpenStackはまだまだ技術的な敷居が高く導入に踏み込めないという声も多く聞きます。敷居が高いと諦めていた方にも、SUSE Cloudはぜひ一度お試し頂ければと思っております。

SUSE Cloud の詳細については以下URLをご覧ください。
https://www.suse.com/ja-jp/promo/susecloud3.html

SUSE Cloudを導入する前に

SUSE Cloud を試すにあたり、 "Subscription Management Tool" の導入を忘れてはいけません。(私は最初忘れていましたが...)

この Subscription Management Tool の導入も簡単に行うことが出来ます。ただし、パッケージの同期には時間が掛かるため、事前に構築されることをおすすめします。

Subscription Management Tool の導入

Subscription Management Tool (SMT) とは、ノベルカスタマーセンタのレポジトリと同期を行うことができるため、インストールやパッケージのアップデートをローカルにたてた SMTサーバーから行うことができるようになります。
SUSE Cloud で使用する以外にも、SUSE Linux Enterprise の運用効率が向上するため、SUSE Linux をご利用の方にはおすすめしたい機能の一つになります。細かくご説明すると長くなりますので、下記に導入までの流れを簡単ですがご案内します。


Yast から アドオン製品 を選択しします。



追加を選択します。


URLを選択する、もしくはローカルISOイメージを選択します。


レポジトリURLには、ノベルカスタマーセンターから [自分製品][ミラー資格情報] より情報を取得して入力を行います。



対象となるレポジトリは SLES 11 SP3 であれば以下になります。赤枠のユーザー名とパスワードはインストール時に聞かれるユーザー認証に使用します。

https://nu.novell.com/repo/$RCE/SLE11-SMT-SP3-Pool/sle-11-x86_64/
https://nu.novell.com/repo/$RCE/SLE11-SMT-SP3-Updates/sle-11-x86_64/



ローカルISOを使用する場合は、[サポート] → [ダウンロード] → [製品] からSUSE Downloadsに移動し、「Subscription Management Tool 11 SP3」 を検索します。


YaSTより、インストールが完了したら [SMTサーバーの環境設定] を選択します。

NU Configuration が表示されますので、ミラー資格情報のユーザー名とパスワードを入力します。

MySQLのルートパスワードを求められますので、任意のパスワードを入力します。

環境設定が完了したら、次に [SMTサーバー設定] を開き、レポジトリの同期を行います。
SUSE Cloudを使用する場合は、以下のレポジトリが必要となります。

SLES11-SP3-Pool /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SLES11-SP3-Pool/sle-11-x86_64
SLES11-SP3-Updates /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SLES11-SP3-Updates/sle-11-x86_64
SUSE-Cloud-3-Pool /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SUSE-Cloud-3.0-Pool/sle-11-x86_64
SUSE-Cloud-3-Updates /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SUSE-Cloud-3.0-Updates/sle-11-x86_64

※ 評価版を含む SUSE Cloud のSubscription がノベルカスタマーセンターのアカウントに紐付いていない場合は、レポジトリ一覧に表示されません。レポジトリ一覧に表示されない場合は、評価用サブスクリプションを入手の上、実施ください。


SLES11レポジトリの同期には時間が掛かりますのでご注意ください。(私はここで一晩寝かせました)

同期が完了すれば、下準備は完了となりますので、次回はSUSE Cloudのインストールをご案内したいと思います。

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